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Jリーグ 6日前

「まるで別人」香川真司は北野颯太の変化を感じ取っていた。セレッソ大阪新旧エースが開幕前に交わした言葉【コラム】

シリーズ:コラム text by 藤江直人 photo by Getty Images

「でも地に足をつけて、調子に乗らずに」

「誰もがつけたいと思う番号であり、誰でも背負える番号でもない。柿谷(曜一朗)さんの引退会見を見て8番の重圧をあらためて感じたし、僕はまだつけるべき存在ではない、とも思った。シーズンを通してこういう試合をするのが一番の近道だと思うし、そういう存在になれるように点を取っていきたい」

 これまでのゴール数のシーズン最多は、直近の2シーズンの2ゴールだった。開幕戦だけで早くも並んだ北野は、数字面での目標をどこに置いているのかを問う質問にこう答えた。

「5ゴール5アシストくらいでいいかなと思ったんですけど、まあ2桁取れれば」

 間髪入れずに「でも地に足をつけて、調子に乗らずに」と言い聞かせるようにつけ加えた。痛快無比な活躍を介して、主役の座に躍り出た開幕戦は北野にとって通過点。デビュー時から注目されてきたホープは、足を踏み入れかけていたトンネルを自らの意思で抜け出し、飛躍のシーズンを迎えようとしている。

(取材・文:藤江直人)

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