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Jリーグ 6日前

「まるで別人」香川真司は北野颯太の変化を感じ取っていた。セレッソ大阪新旧エースが開幕前に交わした言葉【コラム】

シリーズ:コラム text by 藤江直人 photo by Getty Images

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 明治安田J1リーグ開幕節、ガンバ大阪対セレッソ大阪がパナソニックスタジアム吹田で14日に行われ、2-5でセレッソが勝利した。2得点1アシストと気を吐いた北野颯太には、開幕前から変化があったという。それを感じていた香川真司は、開幕前から北野に声をかけ続けていた。(取材・文:藤江直人)

名和田我空と北野颯太。大阪ダービーで共演した2人のトップ下

セレッソ大阪MF香川真司と北野颯太
【写真:Getty Images】

 大阪ダービーで開幕する今シーズンの戦いを直前にひかえて、セレッソ大阪の北野颯太は「おっ、スタメンやん」と驚いた。同じトップ下のポジションで、くしくも同じ「38番」を背負うガンバ大阪の黄金ルーキー、18歳の名和田我空が先発の一人に堂々と名を連ねていたからだ。

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 2シーズンぶりに開幕戦で先発する20歳の自分と、あらゆる面でどうしても比較される。そう考えた北野は「意識はしました」と苦笑し、さらに「一度ご飯も一緒にしているので」と秘話を明かした。

 思い出すのは2023年の夏。鹿児島県代表の神村学園高がベスト4へ進んだ甲子園大会(第107回全国高等学校野球選手権大会)を、チームメイトのMF大迫塁、MF上門知樹と観戦にいった。そのときに神村学園出身で同じ年齢の大迫から、応援に駆けつけていた当時高校2年生の名和田を紹介された。北野が食事の席での会話を振り返る。

「どうするの、みたいな話をしました。オファーがいっぱいあった時期だったので、セレッソに来いよ、とか言って。それがまさか(の直接対決)ですよね。同じ背番号で注目されるし、やはり悔しい……悔しいというか、負けてはいけないとさらに思ったので、その意味でも今日は勝ててよかったです」

 金曜日のナイトゲームで1試合だけが行われた開幕戦は、注目度の高さを物語るようにチケットが前売り段階で完売。3万4860人の大観衆がガンバのホーム、パナソニックスタジアム吹田に駆けつけ、開始早々から意地と誇りが激しくぶつかり合った一戦で先制したのはセレッソ。雄叫びをあげたのは北野だった。

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