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サッカーU-20日本代表は「最強メンバーではない」。中国メディアが戦々恐々「少なくとも準決勝までは…」

text by 編集部 photo by Getty Images

サッカーU-20日本代表 最新ニュース

サッカーU-20日本代表MF石井久継
【写真:Getty Images】

U-20日本代表はU-20タイ代表に3-0で快勝!

 サッカーU-20日本代表は14日、AFC U20アジアカップ中国2025でU-20タイ代表と対戦し、3-0で勝利した。石井久継が前半に先制点をあげると、その後も日本は2点を追加。圧倒的な強さを見せたチームに対し、現地メディアの『紫牛新聞』が「第1戦に楽々と勝利した」と報じている。

 

 14分にコーナーキックの流れから石井がファーストゴールをあげると、キャプテンの市原吏音が33分にPKからネットを揺らす。後半には塩川桜道のロングフィードを起点に、佐藤龍之介がフィニッシュ。3得点のバリエーションを振り返ると、今大会に臨む船越優蔵率いるチームは様々な攻撃の形を持っているように見える。

 そんな日本について、開催地である中国の『紫牛新聞』は次のように見解を示す。「日本は終始試合をコントロールし、完全にフィールドを支配した。このゲームで日本はボール支配率58%、シュート17回、うち枠内シュート4回。対するタイはシュート4回、うち枠内シュート2回だった。さらに、日本チームは試合中、テンポをゆっくりコントロールし、技をすべて使い切ることもせず、いくぶん『野心がない』様子だった」。

「野心がない」という表現はこのチーム、ひいてはこの世代の日本サッカーをよく知っているがゆえの表現だ。同メディアの言葉として、さらにこう続く。

「実際、今回のチームはU-20日本代表の最強メンバーではない。(塩貝健人や吉永夢希、後藤啓介など)ヨーロッパの選手を揃えればもっと強いチームを組むこともできる。しかし日本サッカー協会は依然として、欧州で活動する選手があらゆるレベルのリーグでプレーすることを許容している」

 そのうえで、同メディアは今大会のレギュレーションに触れ、「次のノックアウトラウンドで中国と対戦するのはそれほど早くはない。少なくとも準決勝以降だ」と述べた。日本が戦うグループDと中国のグループAのチームは、順位に関わらずトーナメント表の準決勝まで相まみえることはない。

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【了】

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