「長くはここ(日本)にいない」アルスランが評価する才能「彼の父親とも話した」
「正直に言って、彼がここにいる間にプレーを見ることを楽しんでほしい。もう長くはここ(日本)にいないと思うからね」とアルスランは語る。
「彼は、私から見てもこのクラブで圧倒的に最大の才能を持っている。過去数年間で見てきた選手の中でも群を抜いている」
「昨年は彼とたくさん話したし、彼の父親とも話した。今年はさらに彼をサポートしていくつもりだ。彼は間違いなくアジアの次のソニー(ソン・フンミン)になれる存在だと思う」
なぜそこまで高く評価するのかを問われると、かつてベシクタシュ やウディネーゼ でプレーしたアルスランは、ヨーロッパ屈指の名ミッドフィルダーたちと比較しながら説明した。
「彼のプレースタイル、成熟したプレー、ボールタッチを見ればわかる」
「サッカーは大きく変わった。今はスピードとパワーが求められる時代だ。10年前なら、(アンドレア・)ピルロや(アンドレス・)イニエスタのように、ボールへの愛情を持った選手が多かったが、今はユース年代でさえフィジカルと走力が重視されている」
「でも、彼のような選手を見ると、一目で才能があるとわかる。もちろん、まだ努力は必要だが、彼はすでに特別なものを持っている。彼がボールに触れると、ここ5年、6年、7年で見てきた選手たちとは明らかに違うと感じる」
また、今シーズンのサンフレッチェで大きな役割を期待されているもう一人の選手が、ジャーメイン良だ。彼は昨シーズン、降格したジュビロ磐田で19ゴールを記録し、広島でもその得点力が求められている。