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Jリーグ 1週間前

やっぱり日本が好き!? Jリーグ→海外→Jリーグに戻ってきた外国人選手10人。日本サッカー界に貢献した助っ人たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

FW:マテウス・カストロ(ブラジル)

マテウス・カストロ
【写真:Getty Images】

生年月日:1994年9月11日
Jリーグ初挑戦:2014年(大宮アルディージャ)
Jリーグ復帰:2025年(名古屋グランパス)
Jリーグ通算成績:235試合51ゴール34アシスト

 2025年1月、名古屋ファンのもとに待望のニュースが飛び込んできた。圧倒的なスピードと破壊力抜群の左足でセンセーションを巻き起こしたマテウス・カストロが、約1年半の時を経てチームに戻ってくることが決まったのだ。“悪魔の左足”を持つ背番号「10」は、Jリーグ第2章においてどのようなプレーを披露してくれるのだろうか。

 Jリーグ初挑戦の舞台は大宮アルディージャだった。日本の地で本領を発揮できるようになったのは契約が期限付き移籍から完全移籍に切り替わった2017シーズン以降であり、マテウス・カストロは2シーズンの間にJ1およびJ2リーグで17得点をマーク。ただ、これは後の圧倒的な活躍の序章に過ぎなかった。

 2019年1月、マテウス・カストロは名古屋に完全移籍。加入初年度はチームの外国人枠の関係もあり、シーズン途中に横浜F・マリノスへ期限付き移籍した。結果的に横浜FMで主力としてJ1制覇に貢献した経験が、マテウス・カストロをより進化させた感がある。

 名古屋復帰後は、高い推進力を誇るドリブルや強烈な左足のキックで完全に主力の座を確保。Jリーグ屈指のアタッカーとしてその名を轟かせたが、2023年8月にはアル・タアーウン(サウジアラビア)に移籍して多くの名古屋ファンを悲しませた。

 サウジアラビアでも持ち前の攻撃センスを発揮したものの、負傷離脱によりレギュラーの座を奪われると、その後は事実上の構想外に。マテウス・カストロにとって、名古屋復帰は復活を懸けた大きなチャレンジとなる。Jリーグ通算234試合の出場で51得点を積み上げた男の逆襲が幕を開ける。

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