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Jリーグ 1か月前

やっぱり日本が好き!? Jリーグ→海外→Jリーグに戻ってきた外国人選手10人。日本サッカー界に貢献した助っ人たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

FW:ダヴィ(ブラジル)

ダヴィ
【写真:Getty Images】

Jリーグ初挑戦:2007年(コンサドーレ札幌)
Jリーグ復帰:2011年(ヴァンフォーレ甲府)、2013年(鹿島アントラーズ)
Jリーグ通算成績:222試合100ゴール18アシスト

 巧みな動き出しと高い得点能力でゴールを量産したダヴィは、Jリーグの歴史の中でも大きなインパクトを残した外国人選手の1人だ。

 2007年1月、母国ブラジルのヴィトーリアからコンサドーレ札幌(現:北海道コンサドーレ札幌)に期限付き移籍したダヴィは、加入初年度から主力としてJ2リーグ39試合に出場。17得点をマークしてチームのJ1昇格に大きく貢献した。

 その後も完全移籍に移行した札幌や名古屋グランパスでプレーしたダヴィは、2009シーズン途中にウム・サラル(カタール)へと加入。一度Jリーグに別れを告げている。

 だが、カタールで給料未払い問題や妻のストーカー被害といった問題を抱えると、2011年7月にはヴァンフォーレ甲府へ期限付き移籍。約2年ぶりにJリーグへ帰還した。

 日本復帰後のダヴィは圧倒的な決定力を見せつけ、2012シーズンは甲府で32得点を挙げてJ2得点王の座を獲得。2013年に完全移籍し、3シーズンを過ごした鹿島アントラーズでは、公式戦通算80試合で29ゴールを奪うなど、在籍中に欧州へ羽ばたいた大迫勇也の穴を埋める存在として、一時エースとして躍動した。

 ストライカーとして非凡な能力を持っていたダヴィだが、度重なる負傷によって調子を落とすケースが目立つ選手でもあった。また、激情型の性格から退場処分を受けることも珍しくなく、所属クラブの指揮官としては多少扱いづらい部分もあったかもしれない。

 それでも、一度試合に出場すればブラジル人アタッカーらしい駆け引きの妙で相手守備陣を出し抜き、チームを勝利に導くゴールを数多く決め続けたという事実は色褪せない。Jリーグ通算100得点を叩き出した男の雄姿は、今もなお日本のファンの記憶に刻み込まれている。

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