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Jリーグ 1週間前

やっぱり日本が好き!? Jリーグ→海外→Jリーグに戻ってきた外国人選手10人。日本サッカー界に貢献した助っ人たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

FW:ナ・サンホ(韓国)

ナ・サンホ
【写真:Getty Images】

生年月日:1996年8月12日
Jリーグ初挑戦:2019年(FC東京)
Jリーグ復帰:2024年(FC町田ゼルビア)
Jリーグ通算成績:50試合5ゴール3アシスト

 Jリーグに復帰して自身のキャリアを前進させた恒例となっているのが、現在FC町田ゼルビアでプレーするナ・サンホだ。100mを11秒台で走るスピードと得点能力を武器とする韓国代表ミッドフィルダーは、2025シーズンも“黒田ゼルビア”の攻撃をけん引する存在であり続けるだろう。

 ナ・サンホにとってのJリーグ挑戦は、2019年1月のFC東京加入から始まった。Kリーグ2(韓国2部リーグ)のMVP、得点王、ベストイレブンと獲れる個人タイトルを全て獲得した男は、青赤の戦士として1年目にJ1リーグ25試合に出場。2019年夏に退団した久保建英の穴を埋める活躍を見せた。

 だが、十分なインパクトを残しながらも、ナ・サンホは2019シーズン限りでJリーグの舞台から姿を消す。母国である韓国に出戻り、相変わらず高い得点能力を発揮する様子を見て「なぜJリーグに残らなかったのだろう?」と疑問に思ったファンは少なくなかったはずだ。

 ナ・サンホが再び日本に戻ってきたのは、2024年1月のこと。クラブ史上初のJ1挑戦に臨む町田へと完全移籍で加入した。背番号「10」を託されたナ・サンホは、主戦場の中盤以外にも2トップの一角として存在感を発揮。リーグ戦24試合で3得点2アシストを記録し、3位と大躍進を遂げたチームに大きく貢献した。

 韓国時代も素晴らしい活躍を披露していたナ・サンホだが、町田加入以降はさらに凄みが増している。元々プレー強度が高いため、ハードワークが求められる町田のスタイルにガッチリとはまっているのだ。今季、町田が悲願のJ1制覇を成し遂げるためには“ナンバー10”の力が必要不可欠である。

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