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2025シーズンの明治安田Jリーグ開幕が近づいている。注目ポイントは様々あるが、高卒ルーキーの活躍はその中の1つに挙げられるだろう。これまで同リーグでは、多くの高卒選手が衝撃を与えてきた。今回は、高卒1年目から大活躍した史上最強の選手を紹介する。※成績は『transfermarkt』を参照。高体連出身者が対象
DF:内田篤人(うちだ・あつと)
【写真:Getty Images】
生年月日:1988年3月27日
出身高校:清水東高等学校(静岡)
高校卒業後の加入先:鹿島アントラーズ
プロ1年目のリーグ戦成績(2006シーズン):28試合2得点0アシスト
内田篤人は鹿島アントラーズの歴史上初めて、高卒ルーキーとして開幕スタメンの座をつかんだことで知られている。約14年半に及んだ現役生活の中で理想の日本人サイドバック(SB)像を体現した男は、Jリーグ挑戦初年度からスペシャルな存在だったと言えるだろう。
2006シーズン、内田は清水東高等学校から鹿島へと加入する。同シーズンから指揮官に就任したパウロ・アウトゥオリ監督に高く評価されると、同年3月5日に行われたJ1リーグ開幕戦のサンフレッチェ広島戦でピッチに立った。。それだけでも十分快挙ではあるのだが、内田は積極果敢なドリブルから先制点につながるPKを獲得。4-3で開幕戦を制したチームに多大な貢献を果たした。
内田の快進撃は続き、同月21日のリーグ第4節・ヴァンフォーレ甲府戦ではドリブル突破から先制点をマークしてクラブ史上最年少得点(当時)を記録する。なお、このときの内田は17歳11カ月22日だった。最終的に内田は2006シーズンのリーグ戦で28試合に出場。充実した成績を残してプロ1年目のシーズンを終えている。
その後の内田が日本代表でも右SBとして研鑽を重ね、シャルケ(ドイツ)時代にはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)で鮮烈な輝きを放ったのは周知の事実だ。
2020シーズン限りで現役を引退すると、以降は解説者としてサッカーの魅力を発信しながら指導者の道を目指し、ロールモデルコーチとして世代別日本代表の活動に帯同。2024年10月にはなでしこジャパン日本女子代表(日本女子代表)の暫定コーチを担当した。
引退後も活躍の場を広げ続けている内田。彼が築く“栄光のストーリー”の源流は、高卒ルーキーらしからぬ活躍ぶりを披露した2006年にあった。
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