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「19歳が舞う」谷川萌々子、衝撃の初ゴール&アシストを現地メディア絶賛! 「ショーが始まった」バイエルンの逆転勝利に貢献

text by 編集部 photo by Getty Images

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谷川萌々子
【写真:Getty Images】

谷川萌々子、衝撃の初ゴール&アシストを現地メディア絶賛

 女子DFBポカール準々決勝、バイエルン・ミュンヘン対アイントラハト・フランクフルト・フラウエンが現地時間12日に行われた。試合はホームのバイエルンが延長戦の末に4-1で勝利となった。この試合に途中出場を果たしたなでしこジャパン(日本女子代表)MF谷川萌々子がドイツメディア『BR24』から絶賛されている。

 

 谷川は2024年1月にJFAアカデミー福島からバイエルンへ加入し、同時にスウェーデンのローゼンゴードへレンタル移籍となった。昨季は公式戦25試合の出場で19得点4アシストという成績を残し、スウェーデンリーグでは得点女王に輝き、2025年1月よりバイエルンへレンタルバックとなっている。

 谷川は3日に行われたブンデスリーガ女子再開後の初戦であるRBライプツィヒ戦で初のベンチ入り。JFAアカデミー福島の先輩で、昨季ローゼンゴードでともにプレーしたライプツィヒFW門脇真依が途中出場でドイツデビューを果たしたが、谷川の出番はなかった。続く9日のホッフェンハイム戦では、後半アディショナルタイム(AT)に途中出場となり、ドイツデビューを果たすと、今回の試合で大活躍となる。

 フランクフルトとの一戦で谷川は85分から出場。90分にヨバナ・ダムンヤノビッチのゴールでバイエルンが土壇場で追いつくと、延長前半に結果を残す。93分、左コーナーキックはニアサイドにいた相手DFに跳ね返されるも、ボールを拾った谷川がペナルティエリア左で相手3人をかわしてから左足で高速クロス。これにグロディス・ペルラ・ヴィゴスドッティルが合わせて、バイエルンが勝ち越しに成功した。

 そして圧巻だったのが、104分のシーン。味方との連携でペナルティエリア手前まで運ぶと、鋭い切り返しから左足のシュートを放つ。これがクロスバーに当たり、ゴールに吸い込まれた。その後1点を追加したバイエルンは、谷川のデビューから2戦目での1得点1アシストの大活躍もあって、逆転勝利となった。なお、フランクフルトの千葉玲海菜は延長後半からの出場でなでしこジャパン対決が実現した。

 同メディアは「10代の谷川が舞う。バイエルン女子がフランクフルトを倒した」と題して谷川の活躍を紹介。「19歳の谷川が舞い、ゴールを決めた」や「ヨバナ・ダムンヤノビッチが終盤に同点とし、それから準決勝に導く谷川のショーが始まった」と絶賛している。

 現地時間16日に行われるブレーメンとの一戦がアメリカ遠征前最後の試合となるが、トップ下での初スタメンの可能性もあるだろう。果たして、再びチームを勝利に導く活躍ができるだろうか。

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