サッカーU-20日本代表 最新ニュース
いよいよ大会初戦を迎えるU-20日本代表
12日に開幕したAFC U20アジアカップ中国2025。グループDに入ったU-20サッカー日本代表は、14日にU-20タイ代表と大会初戦を迎えるにあたって前日会見を行った。出席者は船越優蔵監督に加えて、市原吏音、佐藤龍之介の計3名。グループリーグ突破に向けた大事な初戦に対して、それぞれが意気込みを語った。
船越優蔵監督は現在の選手たちの様子について、「選手からは大会を楽しみにしている様子が見受けられて、本当に意気揚々と元気よくやっているなという印象です。逆に、力が入りすぎないように抑えないといけないかなと思うぐらいです(笑)」
そして、チームのキャプテンは市原吏音、副キャプテンは佐藤龍之介、中村圭佑、小倉幸成、大関友翔の4名に決まったようだが、船越監督としては誰がキャプテンかということ以上に重要なことがあると強調した。
「キャプテンだから、副キャプテンだからという話ではない。リーダーがいるとすればフォロワーがいる。フォロワーの力のほうが成果を達成するためには必要で、全体への影響力がある。一応リーダーは決めるが、全員の力が必要だと選手に伝えた」
対戦相手のU-20タイ代表の印象については、「オーガナイズされた守備が特徴的、そして、個人能力で1人剥がせる、ドリブルができる選手がいる、ということは選手たちに伝えた。ただ、我々が勝つという揺るぎない自信も持っています」
続いて、予選時からキャプテンを務めており、本大会でもその職務を任された市原は、「今大会にかける思いは強い。良い緊張感の中で練習に臨めていて、楽しみでしかない。キャプテンは僕自身もやるつもりだったし、全試合出てチームを優勝させるのが自分の役割だと思っている」と優勝への自信を覗かせた。
「得点にこだわりたい。試合に出たときは1点以上は必ず取りたい」と今大会の自身のノルマを示してくれたのは佐藤。ただ、同じタイミングで開幕するJリーグについても「すごく気になっている」と選手間でも話題に多く出てくると教えてくれた。
「今は代表に集中したいですけど、やっぱり自分たちの所属クラブなので。頭にはずっとあります。ただ、Jリーグとアジアカップでは経験できるものが全然違うと思うし、ここで活躍してU-20のワールドカップに行くことで、国を超えてたくさんの方が見てくれると思う。Jリーグも大事だけど、この大会は同じ以上に大事なことだと思っている」
まずは初戦勝利へ。また新たな世代がアジアの舞台で輝く姿を見せてくれることに期待したい。
(取材・文:水野裕介)
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