フォレストの1試合平均のチーム走行距離は…
実際にプレミアリーグの1試合平均のチーム走行距離(Sky Sportsを参照。フィールドプレイヤーのみ)でトップ3に該当するイプスウィッチ・タウン、トッテナム、ボーンマスは怪我人の続出に悩まされている。
一方のフォレストは1試合平均のチーム走行距離が104.6kmとダントツで少ない。最も多いイプスウィッチと比較すると約8km差があり、その結果がリーグでも随一の怪我人の少なさに表れている。
本稿執筆時点で離脱をしているのはカラム・ハドソン=オドイのみで、彼も復帰が間近に迫っている。チームのクオリティを保つためにも、常に核となる主力を固定して起用できているのがフォレストの強みと言えるだろう。
ただ、ここで重要となるのが、走行距離が少ないことは“意図的”であるということ。本来の彼らは走れるチームで、なんなら「走力」がチームの強みだ。その武器をどの場面で最大限に活かすかを調整しているというのが正しい解釈になるだろう。