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2024/25シーズンのプレミアリーグで主役となっているクラブの1つがノッティンガム・フォレストだ。第24節終了時点で3位につけている古豪は、昨シーズンまで残留争いを余儀なくされていた。なぜ、今シーズンはCL出場争いをする勢いで躍進をすることができているのだろうか。前編では戦術面を中心に分析する。(文:安洋一郎)※情報は2月11日時点
開幕前の優勝オッズは1000倍
今シーズン開幕前からノッティンガム・フォレストの躍進を予想していた人は少ないだろう。
開幕前に大手ベッティングサイト『bet365』が算出していたプレミアリーグの優勝オッズは「1000倍」と20クラブ中17位だった。
期待値が低かったのは昨シーズンの成績が影響している。勝ち点はく奪処分(4ポイントのマイナス)もあり、一般的な残留ラインと言われる「40」を大きく下回る32ポイントしか積み上げることができなかった。これはプレミアリーグに残留したクラブの中で歴代ワーストのポイント数である。
それが打って変わって今シーズンは開幕から好調を維持している。第24節終了時点で3位となる47ポイントを稼いでおり、すでに過去2シーズンにそれぞれ獲得した勝ち点を上回った。
なぜ、フォレストは残留ギリギリのところから上位争いを演じることができるようになったのだろうか。その要因をピッチ内とピッチ外の視点から探っていこう。