「苦手を克服し、得意を伸ばす」補強戦略
2022/23シーズンにプレミアリーグ昇格を果たしてからのフォレストは、毎回の移籍市場で騒がせてきた。
昇格してから2シーズンで獲得した選手は若手を含めると46人に及ぶ。その中にはすでに退団した選手もいるが、プレミアリーグ昇格から戦力の土台を固める上では重要な補強だった。
それが今シーズンは選手の特性を意識した補強戦略へとシフトチェンジした。これによって昨季までのスカッドにあった弱点を克服し、一方で強みであるポイントを伸ばすことができたように感じる。
すでに言及したアンダーソンに関しては、PSR(収益性と持続可能性に関する規則)のルールを遵守する意味合いが強かったため、どこまで戦力的に意図した補強だったかはわからないが、他に即戦力として獲得した選手も狙い通り機能した。
特に大きかったのがフィオレンティーナから獲得したニコラ・ミレンコビッチの存在である。