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中村草太が先制弾

　サンフレッチェ広島は12日、アジア・チャンピオンズリーグ2（ACL2）のノックアウトステージ・ラウンド16の第1戦でベトナムのナムディンFCと対戦し、3-0で勝利を収めた。この試合で途中出場から先制点を記録したFW中村草太がフラッシュインタビューに応じ、得点シーンを振り返った。

　敵地での一戦にサンフレッチェは、2-0で勝利したFUJIFILM SUPER CUP2025のヴィッセル神戸戦から、スタメンの変更は1枚のみでこの試合に臨んだ。試合は、立ち上がりから中盤でのつぶし合いが続き、前半は0-0で折り返す。

　そしてややオープンな展開となった73分、トルガイ・アルスランに代わって64分からピッチに立っていたFW中村草太が均衡を破る。ジャーメイン良のスルーパスに反応した中村は、DFラインの背後に抜け出すと、角度はあまりなかったものの、右足で思い切りよく振ったシュートは、見事に逆サイドネットに突き刺さった。

　中村の豪快な一撃で先制したサンフレッチェは、この試合で中盤で存在感を放っていた田中聡と途中出場の越道草太にもゴールが生まれ、3-0で勝利を収めた。試合後、プロ初ゴールとなる貴重な先制点を記録した中村は「ジャーメインさんから自分の得意とする動き出しのところでいいボールが出てきた。思い切り振るだけでした」と振り返った。ホームでの2ndレグについては「今日以上の内容とスコアで勝てるようにがんばっていきたい」と意気込みを語っている。サンフレッチェホームでの2ndレグは19日に行われる。