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Jリーグ 1週間前

新生・セレッソ大阪の顔となれるか。2人のアカデミー出身が挑む勝負の年。その背景には伝統の背番号「8」への想いが【コラム】

シリーズ:コラム text by 元川悦子 photo by 編集部

クラブを取り巻く人々の強い願い

 今季セレッソにはアカデミー出身の舩木翔、喜田陽、松本凪生といった面々がおり、高卒の生え抜きという意味では阪田澪哉、大迫塁らも該当する。彼ら若い世代の中で開幕からコンスタントに出そうなのは、今のところ喜田と舩木くらいだ。

 とはいえ、喜田も香川や奥埜博亮らとの激しいボランチ争いの真っ只中で、舩木も登里享平がケガから復帰し、髙橋仁胡がAFC・U-20アジアカップから戻ってきたらどういう扱いになるか分からない。そういった不安定な立場を打破し、柿谷や香川のように若い頃からチームの主軸を担う人材が1人でも多く出てほしい。それがクラブを取り巻く人々の強い願いに他ならない。

 さしあたって、彼らがフォーカスすべきなのは14日の大阪ダービー。セレッソにとってガンバというのは絶対に負けられない相手だ。2024年は敵地で0-1と苦杯を喫しているだけに、今回こそはリベンジを果たさなければならない。

 中島や北野らが勝利請負人になってくれれば、パパス新体制の新生・セレッソにとって大きな弾みになるのは間違いない。

 彼らに大きな期待を寄せつつ、2日後の大一番、そして新シーズンのセレッソの動向を興味深く見守りたいものである。

(取材・文:元川悦子)

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【了】
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