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ファジアーノ岡山はクラブ史上初のJ1を戦うために、今オフに新戦力を補強している。なかでも、J1でプレーしたことがない選手が多い岡山にとって、J1経験の豊富な江坂任の加入は非常に大きいだろう。そんな江坂は、2年前に戦いの舞台を韓国に移していた。そこには日本とは違うサッカー文化が存在した。(取材・文:藤江直人)
ファジアーノ岡山加入の背景
新天地の仲間たちのキャリアを振り返れば、自身を含めて34人で構成される今シーズンのファジアーノ岡山で、J1リーグのピッチでプレーした経験をもつ選手はわずか13人しかいない。
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そのうちフィールドプレイヤーは10人。ゴールを決めている選手はさらに8人へと減り、合計67ゴールの約63%にあたる42ゴールを、韓国Kリーグ1王者の蔚山HD FCから完全移籍で加入したMF江坂任が占めている。この数字ひとつをとっても、32歳のアタッカーへの期待の大きさが伝わってくる。
2024年が終わろうとしていた12月23日。J1昇格プレーオフを勝ち抜き、クラブ創設22年目で初めてJ1へ挑む岡山へ江坂が加入すると発表された。韓国の地へわたって2年あまり。蔚山との契約が満了するタイミングで、江坂は「日本へ帰ろうとちょうど考えていた」と岡山への移籍を決めた経緯を明かす。
「戻ってくるタイミングで新たなチャレンジがしたい、と思っていたところへ、岡山から高く評価していただいた。熱意もすごく感じたなかで、J1へ初めて挑むクラブに自分も乗っかりたい、という思いが強くなった。ワクワクしているところもあるし、同時に難しい戦いにもなると思っています」