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サンフレッチェ広島が敵地でナムディンと対戦

　サンフレッチェ広島は12日、アジア・チャンピオンズリーグ2（ACL2）のノックアウトステージ・ラウンド16の第1戦でベトナムのナムディンFCと対戦した。初代王者を目指すサンフレッチェは、2-0で勝利したFUJIFILM SUPER CUP2025のヴィッセル神戸戦から、スタメンの変更は1枚のみでこの一戦に臨んだ。

　グループステージを5勝1分けの首位で突破したサンフレッチェは、序盤から球際で激しいプレーを見せる相手に対し、ややペースを握られる。個の強さを持つ選手を前線に擁するナムディンに何度か危ないシーンを作られるが、相手のフィニッシュの精度にも助けられ、失点には至らず。サンフレッチェは決定機らしいシーンは作れず、前半は0-0のまま折り返した。

　後半は立ち上がりからサンフレッチェが押し込む時間が続く。そして65分、この試合最大の決定機を訪れる。途中出場の 菅大輝のFKから佐々木翔が強烈なヘディングシュートを放ったが、相手GKのビッグセーブに阻まれた。ややオープンの展開となった73分、新加入選手2人で先制ゴールを奪う。ジャーメイン良の背後へのパスに抜け出しだ中村草太が思い切りよく右足を振り抜くと、見事にゴール左隅に吸い込まれた。

　さらに87分には、またしても新加入の田中聡が左足でネットを揺らし、リードを2点に広げた。このまま試合は終了するかに思われたが、後半アディショナルタイムには越道草太にもゴールが生まれ、3点差に。サンフレッチェが敵地で苦しんだものの、3-0で勝利を収めている。サンフレッチェホームでの2ndレグは19日に行われる。
　

【得点者】
73分 0-1 中村草太（サンフレッチェ広島）
87分 0-2 田中 聡（サンフレッチェ広島）
90分+2分 0-3 越道草太（サンフレッチェ広島）