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FUJIFILM SUPER CUP2025が8日に行われ、2-0でサンフレッチェ広島がヴィッセル神戸を下した。今季、湘南ベルマーレから広島に加入した田中聡は中盤で新加入とは思えない安定したパフォーマンスを見せたが、厳しい自己評価を下した。彼がこれまで経験してきた悔しさが、危機感を募らせ、成長する意欲を駆り立てる。(取材・文:加藤健一)
田中聡が厳しい評価を下した理由
田中聡にとって、移籍後初の公式戦となったFUJIFILM SUPER CUP2025。ボランチの位置で並ぶ中島洋太朗が前の仕事に専念できるよう、自身は中盤の底でバランスを取っていた。
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移籍後初の公式戦ということを加味すれば、評価は及第点以上だったはずだ。しかし、試合後に田中の口からは、予想以上に厳しい言葉がいくつも並んだ。
「今日のパフォーマンスでは、広島では試合に出れないと思っている」
確かに湘南時代と比べると、この日のパフォーマンスに自身が納得できないのも頷ける。それでも、ここまではっきりと厳しい評価を下したのには少し驚いた。
「今日は攻撃でもなかなかボールに絡めなかったので、そこは個人的にはあまり良くなかったというか、ダメなゲームになりました」
厳しい評価の裏には、キャンプで得た手応えがある。
「宮崎でも練習試合でも悪くなかったですけど、今日の試合でそのパフォーマンスが出せなかったことが悔しい。こういうところで実力が出るので、まだまだだと思います」
湘南でやってきたことの自負があるからこそ、満足はできない。語弊を恐れずに言えば、昨季までプレーした湘南ベルマーレは田中聡のチームだった。