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【写真:Getty Images】
むしろメリット?
FAカップ4回戦、プリマス・アーガイルFC対リバプールが現地時間9日に行われた。試合はホームのプリマスが1-0の勝利を収めている。現地メディア『This is Anfield』はこの敗北でタイトル獲得のチャンスが一つ失われてしまったものの、チームとしてはむしろ良かったものだと思うべきだという風に言及していた。
プレミアリーグで首位を走るリバプールは、過密日程に苦しむ中で、この試合ではベンチメンバーを中心に先発出場させていた。サッカー日本代表MF遠藤航も、この試合にはスタメン出場している。
前半はスコアレスで折り返したリバプールだったが、後半PKを献上してしまって失点。その後得点を奪うことができずに、チームはFAカップから姿を消すこととなった。2部最下位のチームに対して、ベンチ入りメンバーがほとんどであったとはいえ敗北してしまったものの現地は厳しい評価を下していないようだ。
同メディアは、「リバプールのFAカップ敗退は良いこととみなされるべきである。たとえ指揮官が反対したとしても」と前置きし、「カップ戦敗退となったことを密かに喜んでいるのではという指摘を受けてアルネ・スロット監督は怒りを示した。しかし、FAカップ準々決勝がなくなった今では、クラブが争っている4つの大会のうち1つから速やかに撤退することは長期的に利益をもたらすと信じる理由は十分にある」と、この敗北はクラブにとって利益になる可能性があることを指摘している。
そして、「確かに2部最下位であり、33試合で65ゴールを許しているプリマスにリバプールが敗北することは恥ずべきことであり、後から振り返ってもそれは変わらない。しかし、今週エバートンとのダービーを控えており、15日間でプレミアリーグ5試合を戦うというスタートを切ることになるため、(FAカップで敗北したことの)メリットは明らかだ」と、今後の過密日程を考慮すると、ここで敗退してしまったことはプレミアリーグ・UEFAチャンピオンズリーグ・EFLカップ決勝戦を控えているクラブにとって良い面もあると強調していた。
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