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2年前の激闘の再戦、東京ヴェルディ対清水エスパルス
2025シーズンのJリーグがいよいよ開幕を迎える。それに先立ち、10日には開幕イベントが行われ、各クラブの選手が開幕戦に向けて意気込みを語ってくれた。中でも注目したいのは、東京ヴェルディ対清水エスパルスの試合。この2クラブの対戦と言えば、2023シーズンのJ1昇格プレーオフ決勝を思い出す人々は多いのではないだろうか。
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清水が1点リードで迎えた試合終了間際の後半アディショナルタイム、痛恨のPKを献上してしまい、東京Vが土壇場で同点に追いつきJ1昇格を決めた試合である。聖地・国立競技場は落胆と歓喜の渦が入り乱れる異様な雰囲気に包まれていた。
そして、2025シーズンのJ1リーグ開幕節で両クラブは再び激突することになった。しかも、会場も2年前と同じ国立競技場。開幕イベントに出席した東京Vの森田晃樹は2年前のことを思い出しつつも、昨季のリーグ戦を6位で終えた自身のクラブの躍進を例に挙げ、清水に対する警戒心を強めていた。
「清水さんはもともと力のあるチームですし、昨季の僕たち(東京V)や町田さん(FC町田ゼルビア)のように勢いを持って入ってくると思うので、僕たちが迎え撃つというよりかは、自分たちも去年のような気持ちでチャレンジャーという意識を持って臨みたい」
続けて、J1を1年間戦った上で感じたチームの課題については、「強度や技術の部分はもちろん継続してやらないといけないですが…」と前置きをしつつ、次のような反省を口にしている。
「一番感じたのは90分間をどうコントロールするかのマネジメント。勝ってる場面でどうするか、負けてる場面でどうするか、この時間はどうしたほうがいいのか、そういった部分はまだチームとして未熟だったかなと思う」
森田自身も含めて、一緒にボランチを組む齋藤功佑やディフェンスラインを統率する谷口栄斗、守護神のマテウスなど、チームの中央にいる選手がそういった役割を担うことが重要で、それが昨季リーグ最多タイの14つの引き分けを勝ちに変えることができるのではないかと分析した。
「去年からメンバーも変わっていないので、キャンプでも形になるまではすごく早かった。そういった意味でも、他のチームよりも形になったサッカーを早く見せられると思う」と言うように、主力の大半が残留した東京V。そこに平川怜や鈴木海音など即戦力級の新戦力を加えた今季の東京Vは、開幕節でどのようなサッカーを見せてくれるか。注目したい。
(取材・文:水野裕介)
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