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永井謙佑が感じた「昨季の僕らには全く足りなかった部分」。優勝チームにはあって、名古屋グランパスにはなかった“雰囲気”とは

text by 水野裕介 photo by Getty Images

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永井謙佑
【写真:Getty Images】

注目してほしいポイントはやっぱり…

 2025Jリーグ開幕イベントが10日に行われ、各クラブの選手が開幕戦に向けてそれぞれ意気込みを語ってくれた。川崎フロンターレのホームに乗り込む名古屋グランパスからは、来月に36歳の誕生日を迎える永井謙佑が出席し、今季注目してほしいポイントとして、「ランニングとスプリント」という自身の特徴を挙げている。

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 歳を重ねても落ちることのないスピード、それが永井の真骨頂であることは誰もが認めていることだろう。注目ポイントとして自身でも挙げている通り、スプリント力は相手にとって脅威そのものである。ただ、永井のすごいところは怪我の少なさにある。それは本人のコメントが物語っている。

「僕はあんまり怪我はしないんですけど。だた、昨季は久々に怪我をしてしまったので、今季は怪我のないように頑張りたい」

 スプリントを繰り返す選手にとって筋肉系の怪我は付き物。それでも怪我の少ない永井は普段どのようなケアを施しているのか。聞いてみると、意外な答えが返ってきた。

「特に何もしてないですね。水をしっかり飲むとか、筋肉にしっかりと水分を吸収させるっていうイメージだけですね」

 それでもストレッチに関しては入念に行っている様子で、「どこの筋肉をどうほぐしたらしっかりとほぐれるとかは大体自分の感覚でわかっているので、そこは他の選手よりも把握しているかもしれないです」と、自分の身体の構造を理解することが、怪我の予防につながることを教えてくれた。

 そんな永井が今季意識しているチームは2つある。昨季リーグ2連覇を達成したヴィッセル神戸と、昨季までのリーグ戦で3年連続3位以内と近年好成績を収めているサンフレッチェ広島だ。

「この2チームに食らいついていかないと上に行けないと思う」と語る一方で、両チームとの差は明確なものがあると言う。数少ない怪我により永井が欠場していた昨季の神戸とのアウェイ戦を例に挙げている。

「良くない試合でもしっかりと勝ち点を積み上げていくっていう部分は、昨季の僕らには全く足りなかった部分。昨季の神戸戦は最終的には引き分けたんですけど、試合終盤に1回逆転されるまでいかれたので、そこはやっぱり神戸の強さだったり、チームとして持っている雰囲気があるなと感じましたね」

 負けを引き分けにする、引き分けを勝ちにすることが、名古屋の上位進出の鍵となる。そのためには、永井の十八番でもある前線からのプレスは不可欠なものになるだろう。

「チームとして勢いを出すためには自分が守備のスイッチを入れないと。僕が背中で1枚消しながら追うことで、後ろがより限定されたコースでボールカットできると思うので、しっかりとハードワークしていきたい」

 開幕節の相手はボール保持に定評のある川崎。昨季とは違い開幕からスタートダッシュを切るためにも、永井の前線からのプレスはこの試合の生命線となるかもしれない。

(取材・文:水野裕介)

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