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冨安健洋、手術実施で復帰が遠のく恐れ

　アーセナルに所属する日本代表DF冨安健洋が、長期にわたる怪我の問題を解決するために2度目の膝の手術を検討しているようだ。度重なる怪我を回避するための最善策だが、実施した場合は、さらなる長期離脱は免れないと、英紙『デイリー・メール』が報じている。

　冨安は今季開幕前に膝を痛めてプレシーズンマッチを欠場したが、シーズン開幕後の昨年10月4日に行われたプレミアリーグ第7節のサウサンプトン戦でベンチ入りし、84分に途中出場を果たしていた。しかし、膝の怪我が再発したことで再び離脱している。最近では、現地時間1月14日のトッテナム戦直前にクラブが公開した公式動画の中で、練習に向かう選手と共に冨安の姿があったため、まもなく戦列に復帰するとの期待感が高まっていた。

　しかし、同紙は「冨安の長期的な健康状態については、クラブが2度目の膝の手術の可能性を検討していることから、懸念が高まっている」と報じ、さらに長期離脱することを示唆している。それを踏まえ、同紙は「これを考慮すると、アーセナル在籍中すでに怪我の問題に悩まされてきた冨安にとって、2度目の膝の手術は大きな打撃となる」とし、「冨安の契約はあと18ヶ月残っているが、アーセナルは守備陣の層が厚いため、今シーズン終了後にはオファーに耳を傾ける可能性がある。だが、クラブの冬季キャンプでドバイ遠征に参加しなかった冨安が手術を受けることになれば、放出の計画は見送られるかもしれない」と伝えた。