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歴史的な快挙!? 海外でキャプテンを任された偉大な日本人選手6人。世界の実力者たちをまとめ上げた男たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

DF:吉田麻也(よしだ・まや)

吉田麻也
【写真:Getty Images】

生年月日:1988年8月24日(36歳)
キャプテンを務めた主な海外クラブ:LAギャラクシー(アメリカ合衆国)

 FIFAワールドカップ(W杯)・カタール大会で吉田麻也がキャプテンを務めていたことは記憶に新しい。彼は長谷部誠から主将の役割を受け継ぎ、見事にチームをまとめ上げた。「ドーハの歓喜」を創出したそのリーダーシップは確かであり、海外のクラブでも高い信頼を得ている。

 名古屋グランパスでプロキャリアをスタートさせた吉田は、2009シーズン終了後にオランダのVVVフェンローに完全移籍。2012年にサウサンプトンにステップアップを果たした。

 欧州最高峰とも言われるプレミアリーグで、吉田は持ち前のリーダーシップを見せていく。サンプドリアへの期限付き移籍期間を含め8シーズン在籍したセインツでは、コンスタントに出場機会を得てチームのリーダー格まで上り詰め、いくつかの試合でゲームキャプテンを任されている。最終的に自身のクラブキャリア最多となる公式戦194試合に出場した。

 その後、吉田はサンプドリア、シャルケを経て、2023年夏にメジャー・リーグ・サッカー(MLS)のLAギャラクシーに加入した。加入初年度から主力として活躍し、昨季はチームキャプテンに任命された。

 その吉田はその期待に応えるかのように、昨季リーグ戦34試合すべてに出場。LAギャラクシーを10年ぶりとなるMLSカップ優勝に導いている。

 代表活動でも証明した吉田のキャプテンシーは、彼の性格だけでなく、長年の国際経験に裏打ちされているのかもしれない。新天地アメリカ合衆国でも優れた評価を受けた元日本代表主将は、今年1月にクラブとの契約を2026年まで延長している。

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