フットボールチャンネル

フォーカス 2週間前

歴史的な快挙!? 海外でキャプテンを任された偉大な日本人選手6人。世界の実力者たちをまとめ上げた男たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

MF:瀬戸貴幸(せと・たかゆき)

瀬戸貴幸
【写真:Getty Images】

生年月日:1986年2月5日
キャプテンを務めた主なクラブ:アストラ・ジュルジュ(ルーマニア)

 日本人サッカー選手としては異色のキャリアを歩む瀬戸貴幸も、海外クラブでキャプテンを務めたことがある。

 現在39歳の瀬戸は、高校卒業後にブラジルでのサッカー留学を決断。コリンチャンスなど、様々なクラブの練習参加を経験し技術を磨いた。2007年にルーマニア3部(当時)のプロイェシュティ(現在のアストラ・ジュルジュ)のトライアルに合格し、プロキャリアをスタートさせている。

 アストラでは加入初年度から3部リーグでリーグ戦33試合に出場。チームの2部昇格に貢献すると、翌2008/09シーズンも引き続き中心選手として活躍。アストラを1部昇格に導き、2季連続昇格を達成した。

 ルーマニア1部でコンスタントに活躍を続け、評価を高めた瀬戸は、2012年にチームのキャプテンに選ばれている。13/14シーズンにはルーマニア・カップ(クパ・ロムニエイ)で初優勝を果たし、クラブ史上初のUEFAヨーロッパリーグ(EL)本戦出場をもたらした。

 言語や文化が異なる社会でチームメイトから信頼を獲得し、チームの顔ともいえるキャプテンを託されることの大変さは想像に難くない。ルーマニアでプレーを続ける瀬戸は、現在同国2部リーグのアルジェシュ・ピテシュティに所属している。

1 2 3 4 5 6

KANZENからのお知らせ

scroll top
error: Content is protected !!