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歴史的な快挙!? 海外でキャプテンを任された偉大な日本人選手6人。世界の実力者たちをまとめ上げた男たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

MF:遠藤航(えんどう・わたる)

遠藤航
【写真:Getty Images】

生年月日:1993年2月9日
キャプテンを務めた主なクラブ:シュトゥットガルト(ドイツ)

 現在、日本代表で主将を務める遠藤航も、所属クラブでそのリーダーシップが高く評価されている選手の1人だ。

 現在32歳の遠藤は、湘南ベルマーレの下部組織出身。2010年に2種登録選手としてプロデビューすると、2011年に同クラブのトップチームに正式昇格を果たした。翌年には弱冠19歳で湘南のキャプテンに就任しており、この頃からリーダーとしての素質が抜きんでていたことが分かる。

 その後、遠藤は2015年に浦和レッズに完全移籍。ここで評価を確立させた同選手は、2018年にシント=トロイデンにステップアップしている。

 2019年に加入したシュトゥットガルトでは、その物怖じしない姿勢とリーダーシップが再び脚光を浴びると、2021/22シーズンからキャプテンに就任することに。球際で強さを発揮する「デュエル王」として中盤で存在感を放つだけでなく、主将としてチームを熱く鼓舞する姿を見せている。

 その象徴的なシーンが、21/22シーズンのブンデスリーガ第34節ケルン戦で見せたパフォーマンスである。ストレートでの1部残留のために落とせないこの試合で、遠藤は後半アディショナルタイムに劇的なヘディングゴールを披露。これが決勝点となり、チームは逆転残留を決めた。

 その名前をもじって、シュトゥットガルトの『LEG”ENDO”』と呼ばれるようになった遠藤は、2023年夏に青天の霹靂ともいえる形でリバプールにステップアップ。イングランド屈指の強豪でも自身の強みを存分に発揮し、今季はアルネ・スロット新監督から数試合でゲームキャプテンを任されている。

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