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歴史的な快挙!? 海外でキャプテンを任された偉大な日本人選手6人。世界の実力者たちをまとめ上げた男たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

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日本人サッカー選手が海外クラブでキャプテンに就任することは、並大抵のことではない。一つの歴史的快挙と言えるだろう。なぜなら異国の地でリーダーとして認められるには、圧倒的な実力だけでなく、精神的な強さやチームメイトからの高い信頼も必要になるからだ。今回は、海外クラブでキャプテンを務めた日本人選手たちを紹介する。

※スタッツはデータサイト『Transfermarkt』を参照。チームキャプテンとゲームキャプテンの両方を対象とする。

MF/DF:長谷部誠(はせべ・まこと)

長谷部誠
【写真:Getty Images】

生年月日:1984年1月18日
キャプテンを務めた主な海外クラブ:フランクフルト(ドイツ)

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 ドイツで皇帝の異名を手に入れた男は、天性のキャプテンシーを存分に発揮した。

 元日本代表MF長谷部誠は、浦和レッズでキャリアをスタートさせた。浦和では加入2年目から中盤のレギュラーとして活躍し、2008年にはヴォルフスブルク(ドイツ)にステップアップ。その後、同国のニュルンベルクへの移籍を経て、2014年にフランクフルトに加入した。

 キャリアの最終章まで過ごすことになるフランクフルトで、長谷部はサッカー選手としてその評価をもう1段階引き上げている。それが日本代表活動でも発揮した、持ち前のリーダーシップだ。

 長谷部はキャプテンとしてチームをまとめあげ、常に若手選手の模範であり続けた。ドイツで長くプレーを続けられたのは、徹底した自己管理の賜物に他ならない。

 フランクフルトには10年にわたって在籍し、公式戦304試合に出場。2ゴール4アシストとプレーに派手さはないが、堅実で献身的な姿勢はどの監督からも高く評価された。在籍中に6度も監督交代が行われたが、その立ち位置が揺らいでいないことは驚異的である。

 ボランチからリベロまで守備的なポジションであればどこでも器用にプレーし、卓越した経験値を活かしてチームに安定感だけでなく、DFBポカール杯とUEFAヨーロッパリーグ(EL)の2つのタイトルをもたらしている。

 昨年4月に現役を退いたが、いまでも「日本サッカー界のキャプテン」と聞いて、長谷部の名前を思い浮かべる人も多いはずだ。日本代表だけでなく、欧州トップリーグのクラブでも高い信頼を獲得した彼は、まさに日本の宝である。

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