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Jリーグ 1週間前

あの時とは違う。清水エスパルス北川航也は「できることが増えている」。アップグレードしたストライカーとしての心得【コラム】

シリーズ:コラム text by 河治良幸 photo by Getty Images

北川航也なりのキャプテン像とは

 キャプテンとして「全員の意識を合わせる」ということが仕事だという北川だが、一人でグイグイと引っ張っていくというよりは「チーム全員が同じ目標を見て戦う必要があると僕は思ってるので。誰か一人に頼るのではなく、チームとして戦っていければ」と語る。

 そのために、同期の宮本航汰やベテランの吉田豊、乾貴士にも助けをもらいながら、若手の意識もそこに向けていきたいという。

 また、チームのベクトルを向けていくにあたり、やはり秋葉忠宏監督は北川にとっても頼もしい存在だ。情熱的な指揮官の示すベクトルがある中で、選手一人ひとりが同じ方向になるように目線を合わせていく。

 そこで別のところに目が向いている選手がいれば、キャプテンの北川などがコミュニケーションを取って、そこで合わせていくというイメージができているようだ。

 やはり、“立場が人を変える”ではないが、探り探りだった昨年から北川なりにキャプテン像ができてきていることを印象付ける。

 もちろん、北川に求められるのはキャプテンとしての役割だけではない。

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