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Jリーグ 1週間前

「当たり前を当たり前に」。大卒ルーキー・岩井琢朗がジェフ千葉でスタメンを取るために。「そこは自分の課題です」【コラム】

シリーズ:コラム text by 石田達也 photo by Getty Images

本拠地デビュー戦で残した大きなインパクト

 右サイドハーフにポジションを取ると「後半は自分が前から3センターバックにプレスに行くことによって、後ろもスムーズについてこれている感じだったので、守備でもアグレッシブにいけていたと思います」と話す。

 岩井は東福岡高校から順天堂大学に進学し10番を背負ってプレー。サイドでの仕掛けやカットインからのシュートを得意とし両足を使える器用さを持っている。2024シーズンには千葉への内定が決まると同時に特別指定選手として認定。第23節・アウェイでの清水エスパルス戦に出場している。

 この日は、本拠地・フクダ電子アリーナでのデビュー戦となったが、彼のプレーに迷いはなかった。

 67分に途中出場のデリキからのパスを受けとり、ペナルティーエリア内で右足を強振するもポストに嫌われる。そして、85分には中盤からの浮き球をヘディングで捉えるも相手キーパーの正面。ゴールにはつながらなかったが、チーム最多となる3本のシュートを放つなど、見る者を大いに驚かせ、インパクトを残した。

 ただ、岩井自身に満足の二文字はない。

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