8位：ガンバ大阪

2024順位：4位
監督：ダニエル・ポヤトス

　昨オフはウェルトンや鈴木徳真、山田康太らを獲得し、ダニエル・ポヤトス監督就任2年目の昨季は4位に食い込んだ。しかし、今オフのガンバ大阪はかなり静かな動きとなっている。昨季に感じた手応えの証とも言えるが、昨季のトップ3クラブは強力で、そこに食い込んでいくことを考えると、相対的にやや物足りない戦力という評価になった。

　昨季10得点とブレイクした21歳の坂本一彩が海外挑戦を決め、攻撃陣には新たに奥抜侃志が加わった。昨夏に加入しながらシーズンのほとんどをリハビリに費やした林大地も実質的な補強と捉えることができそうだ。さらに、神村学園から加入した名和田我空は、1年目から競争に割って入れるだけの実力を持っている。

　前線については目処が立ちそうだが、不安なのはダワンが抜けた中盤だ。鈴木徳真の相棒としては、ネタ・ラヴィ、成長著しい美藤倫らがいるが、昨季のダワンの代役として現時点では心許ない。文字通りガンバの心臓部ともいえるポジションだが、現時点では戦力ダウンと言わざるを得ない部分だ。