サッカー日本代表　最新ニュース

サッカー日本代表の未来を担う実力者たちが国内外で結果を残し続けている。成長著しい彼らは、今後の活躍次第では日本サッカー界をさらに前進させる存在になるだろう。そこで今回は日本代表でそのプレーを見たいタレントを厳選して紹介する。※スタッツはデータサイト『Transfermarkt』を参照。情報は2025年1月14日時点

FW：山田新（やまだ・しん）

生年月日：2000年5月30日（24歳）
所属クラブ：川崎フロンターレ
今季リーグ戦成績：38試合19ゴール3アシスト

　川崎フロンターレでプレーするFW山田新にとって、プロ2年目となる2024シーズンは飛躍の1年になった。

　現在24歳の山田は川崎Fの下部組織出身。桐蔭横浜大学を経て川崎Fに復帰し、2022年にトップチームデビュー（特別指定選手）を果たした。プロ1年目となった2023シーズンは、リーグ戦27試合に出場して4ゴール2アシストを記録。確かな爪痕を残すことに成功したが、2年目の2024シーズンはさらにゴール前で危険な存在へと進化を遂げる。

　2024シーズン序盤はベンチスタートの試合が多かったが、中盤戦以降はレギュラーに定着。最終的にリーグ戦38試合に出場して19ゴール3アシストの成績を残し、得点ランキングでは全体で3位タイ（日本人選手ではトップタイ）に躍り出た。

　名実ともにリーグを代表するアタッカーになった山田だが、いまだA代表へ招集されたことはない。ついに覚醒した若きエースの代表入りに期待する川崎Fサポーターも多いのではないだろうか。

　現日本代表のなかで、山田の主戦場であるフォワードは序列が定まっていないポジションのひとつだ。森保一監督にとって一番手は上田綺世（フェイエノールト）だろうが、二番手は明確でないように見える。Jリーグでしっかりと成績を残している山田がポジション争いに付け入る隙は十分にあると言えるのではないだろうか。

　一気にブレイクを果たしたということもあって、今夏の移籍市場で山田に対して海外のクラブが獲得に乗り出しても不思議ではない。その去就には注目していきたいが、仮にJリーグ残留となれば来季は今季果たせなかった20ゴールの大台を目指してもらいたいところだ。