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遠藤航、負けた試合で称賛の嵐
FAカップ4回戦、プリマス・アーガイル対リバプールの試合が現地時間9日に行なわれ、リバプールは英2部最下位のチームを相手に0-1の敗戦を喫した。この試合でリバプールの日本代表MF遠藤航はフル出場を果たしたが、敗退に関する批判どころか、むしろ同情する声が挙がっている。英メディア『ラウジング・ザ・コップ』が報じた。
リバプールを率いるアルネ・スロット監督は、遠藤やディオゴ・ジョッタ、フェデリコ・キエーザなどを先発起用。遠藤は最初に中盤で起用されたものの、11分にジョー・ゴメスが負傷交代したことで、遠藤はセンターバックに移される。その後、53分にリバプールのハーヴェイ・エリオットがペナルティーエリア内でハンドを犯したことで相手にPKを献上してしまう。そして、プリマス・アーガイルのライアン・ハーディーにPKを決められ、そのまま相手に逃げ切られたリバプールは0-1の敗戦を喫し、まさかの敗退となってしまった。
多くの選手に批判の矛先が向く中で、遠藤に対する評価は異なっている。同メディアは「ジョー・ゴメスが早い段階で負傷した後、遠藤は中盤からセンターバックへ移ることを余儀なくされた。これが試合のターニングポイントだったと言える。それは、遠藤が間に合わせの守備陣にいたからではなく、むしろ中盤に遠藤がいなかったことが原因だ。ジェームズ・マコーネルやトレー・ニョニ、エリオットが試合をコントロールできなかったため、遠藤の力強いタックルが大きな違いを生む可能性があった。しかし、その遠藤はポジションを外されたにもかかわらず、この日本人選手は依然としてリバプールのベストプレーヤーであることに変わりはなかった」と報じ、遠藤を中盤で起用する必要性が証明されたと強調している。
さらに、同メディアは「遠藤の出場時間が少ないことから、シーズン終了後にクラブを去る可能性があるとの噂もある。しかし、現在32歳で、すでにレッズでの役割を受け入れているように見える遠藤にとって、日曜日のパフォーマンスは、遠藤を失うことがなぜ間違いであるかをこれまで以上に示した。リバプールが2023年に遠藤と契約したとき、ユルゲン・クロップ前監督は疑問視されていたが、この伝説の監督は自分の主張を貫いた。いつものように、クロップは正しかった」との見解を示している。
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