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Jリーグ 16時間前

最高額はどこだ!? J2クラブ最新市場価値ランキング1~10位。2025シーズン、戦力が豊富なのは?

シリーズ:市場価値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

3位:モンテディオ山形


モンテディオ山形

昨季リーグ戦順位(J2):4位(勝ち点66)
クラブ市場価値:1003万ユーロ(約16.1億円)
最も市場価値の高い選手:髙江麗央(70万ユーロ/約1.1億円)

 2024シーズン、モンテディオ山形は明治安田J2リーグを3位でフィニッシュ。J1昇格プレーオフ(PO)準決勝ではファジアーノ岡山に敗れたが、1年間を通して今後のさらなる躍進を予感させるような出来を示した。

 山形はJ2クラブの最新市場価値ランキングで3位に食い込んだが、今オフの戦力補強は決して派手ではなかった。むしろ、中村亮太朗(←鹿島アントラーズ/完全移籍)や吉尾海夏(←横浜F・マリノス/完全移籍)、大森真吾(←北海道コンサドーレ札幌/期限付き移籍)といった山形のスタイルに合いつつもそれなりに必要経費を抑えられる選手たちをピンポイントで獲得した印象がある。

 それでもJ2屈指の戦力を揃えられたのは、昨季J1昇格まであと一歩のところまで迫ったチームの主軸を残留させることができたからだ。チーム内最高市場価値となる70万ユーロ(約1.1億円)が付く髙江麗央は、好守に絶大な貢献度を誇るボランチとして昨季リーグ戦31試合に出場(3得点7アシスト)。チーム内2位タイの市場価値(60万ユーロ/約9600万円)があるイサカ・ゼインと氣田亮真も、代用不可能な主戦力として1年間山形を支え続けた。

 既存戦力の残留という“最大の補強”を成し遂げた山形が、2025シーズンのJ1昇格有力候補であるのは間違いない。就任3年目を迎える渡邉晋監督の下、チームは近年にないほどの成熟ぶりを見せている。

 J1昇格POで3年連続涙をのんでいるだけに、狙うのは「自動昇格」一択。今季のクラブスローガン『山形一丸』を体現するようなシーズンにできれば、11年ぶりのJ1昇格が現実味を帯びてくる。

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