フットボールチャンネル

Jリーグ 17時間前

最高額はどこだ!? J2クラブ最新市場価値ランキング1~10位。2025シーズン、戦力が豊富なのは?

シリーズ:市場価値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

7位:サガン鳥栖

サガン鳥栖
サガン鳥栖

昨季リーグ戦順位(J1):20位(勝ち点35)
クラブ市場価値:690万ユーロ(約11.1億円)
最も市場価値の高い選手:ヴィキンタス・スリヴカ(55万ユーロ/約8800万円)

 2024シーズンのサガン鳥栖は、2012シーズンの初挑戦以降守り続けてきた明治安田J1リーグで戦う権利をついに失ってしまった。2025シーズンは、昨季までセレッソ大阪を率いた小菊昭雄新監督の下、1年でのJ1復帰を目指す。

 J2クラブの最新市場価値ランキングにおける鳥栖の順位は7位。一時は大口スポンサーが参入して元スペイン代表のフェルナンド・トーレスを獲得するなど大型補強を敢行したが、その後大口スポンサーが撤退して2019年度には約20億円もの赤字を計上した。昨季のJ2降格は、苦しい財政状況の中で満足のいく補強ができなかったことが少なからず影響していた。

 今オフの戦力補強からも特段派手さは感じない。クリスティアーノ(←ヴィラ・ノヴァ〔ブラジル〕/完全移籍)やジョー(←ボタフォゴ〔ブラジル〕/完全移籍)といったブラジル人選手は、粗削りだが加入初年度から化ける可能性もある“ポテンシャル枠”。C大阪から迎え入れた西川潤と山田寛人も、今後さらなる成長が見込めつつ、必要経費があまりかからない存在だ。

 そして、昨季チームを支えた現役リトアニア代表のヴィキンタス・スリヴカを引き止められたのも大きい。名門ユヴェントス(イタリア)の下部組織で育成を受けた187cmの大型ミッドフィルダーは、2024年7月にJリーグ参戦。14試合で2得点をマークした。

 チーム内最高市場価値となる55万ユーロ(約8800万円)を記録した男が残留したことで、鳥栖は中盤の強度と質を担保できる。小菊新監督が限られた戦力をどう活かすかが、今季の鳥栖のテーマだろう。

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10

KANZENからのお知らせ

scroll top
error: Content is protected !!