1位:V・ファーレン長崎
V・ファーレン長崎
昨季リーグ戦順位(J2):3位(勝ち点75)
クラブ市場価値:1145万ユーロ(約18.4億円)
最も市場価値の高い選手:マテウス・ジェズス(120万ユーロ/約2億円)
J2クラブの最新市場価値ランキングで堂々の1位に輝いたのは、2024シーズンの明治安田J2リーグを3位で終えたV・ファーレン長崎だ。J1昇格プレーオフ(PO)準決勝ではベガルタ仙台に敗れたが、1年間を通して高い完成度を示し続けた。
J1昇格POで涙をのんだ昨季を経て、2025シーズンはより強さを増した長崎が帰ってくる。今オフの補強の最大の目玉は、ヴィッセル神戸より完全移籍で獲得した山口蛍。日本代表として2度のワールドカップを経験した“Jリーグ屈指のビッグネーム”は、チームの中盤にクオリティと強度をもたらすだろう。不動のボランチとしてチームを支えてきた秋野央樹(→アビスパ福岡/完全移籍)が退団しただけに、経験豊かな山口の加入は大きなプラス要素だ。
昨季の長崎は、“ブラジル人トリオ”が生み出す抜群の破壊力でJ2を席捲した。マテウス・ジェズス(18得点)、エジガル・ジュニオ(15得点)、マルコス・ギリェルメ(12得点)だけで、リーグ戦におけるチーム総得点の約60%を占有。J2トップの74得点を叩き出した長崎の攻撃は、彼らなしでは成り立たなかったと断言できる。
今季は、総額240万ユーロ(約3.9億円)もの市場価値を誇るトリオが誰1人欠けることなく残留。すでに確かな結果を残している3人は、8年ぶりのJ1昇格を目指す長崎にとって護符のような存在となるはずだ。
新本拠地『PEACE STADIUM Connected by SoftBank』には、今季も多くのファンが詰めかけるに違いない。J2トップの戦力と、圧倒的な攻撃力で攻め勝つ魅力的なスタイルを武器に、長崎は昨季に果たせなかったJ1昇格に向けて突き進む。
【関連記事】【一覧】移籍情報2025 Jリーグ全60クラブ 新加入・昇格・退団・期限付き移籍・現役引退
最も集客した試合は? J2観客数ランキング1〜10位【2024年】
やはりレベルが違う!? J1→J2移籍で大活躍した選手10人 【了】