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驚きの活躍!? 冬の欧州移籍で大成功した日本人選手10人。サッカー日本代表常連から無名だった若手まで

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

DF:酒井高徳(さかい・ごうとく)

山口蛍に代わってボランチを務めたヴィッセル神戸DF酒井高徳
【写真:Getty Images】

生年月日:1991年3月14日
移籍先:アルビレックス新潟→シュトゥットガルト(ドイツ)
移籍日:2012年1月3日
移籍金:30万ユーロ(約4800万円)※レンタル移籍料

 アルビレックス新潟の育成組織で育った酒井高徳は、2008年に2種登録選手としてトップチーム入りし、翌2009年に正式に昇格した。プロ1年目からJ1で18試合に出場すると、2年目からはレギュラーに定着し、2012年1月にドイツのシュトゥットガルトへの移籍が決まり、海を渡った。

 日本人の父とドイツ人の母のもとに生まれた酒井は、新天地ですぐにその実力を認められた。2月のヘルタ・ベルリン戦でデビューを果たすと、そこからリーグ戦全試合に出場。左右のサイドバックとして常にピッチに立ち、14試合で5アシストを記録した。

 この活躍には当時、ドイツメディアも驚いた。一部メディアは酒井がまだサッカー日本代表経験がないことに触れ、ドイツ代表招集を推すほどだった。同年9月に酒井は日本代表デビューを果たし、この話はなくなったが、当時のドイツ代表といえばフィリップ・ラームら世界的なサイドバックを擁していた時期で、その中で酒井の名前が挙がること自体が高い評価の表れだろう。

 酒井はシュトゥットガルト加入時の市場価値が100万ユーロ(約1.6億円)だったが、1年後の2013年1月には400万ユーロ(約6.4億円)に急上昇した。2015年夏にハンブルガーSVへ移籍したあとはチームのキャプテンという重責も任された。冬の移籍で大きな飛躍を遂げた選手の一人だ。

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