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驚きの活躍!? 冬の欧州移籍で大成功した日本人選手10人。サッカー日本代表常連から無名だった若手まで

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

DF:冨安健洋(とみやす・たけひろ)

冨安健洋
【写真:Getty Images】

生年月日:1998年11月5日
移籍先:アビスパ福岡→シント=トロイデン(ベルギー)
移籍日:2018年1月16日
移籍金:80万ユーロ(約1.3億円)

 冨安健洋は2016年にアビスパ福岡の育成組織からトップチームに昇格。プロ1年目のシーズン後半にはレギュラーに定着し、J1リーグでの経験を積むと、翌2017シーズンはJ2を舞台に不動のレギュラーとして活躍した。

 その冨安は2018年冬にベルギーのシント=トロイデンに移籍。J2から10代でのヨーロッパ移籍ということで、不安視する声もあったのは事実だ。しかし、冨安のポテンシャルはそうした懐疑的な声を覆した。

 2017/18シーズン後半戦は主にカップ戦の出場だったため大きなインパクトを残していないが、2018/19シーズンからは主力として起用されるようになり、リーグ戦37試合に出場。同シーズン終了後にイタリアのボローニャに移籍し、さらに2021年8月にはイングランドの強豪アーセナルに加入した。

 福岡在籍時の冨安には、J1の強豪クラブも関心を示していたとされる。ただ、シント=トロイデンに加入したことでヨーロッパでの経験を積み、守備の国イタリアを経て、世界のトップクラブにたどり着いた今となっては、2018年の決断が正しかったと言える。

 また、冨安は在籍したクラブに経済的な恩恵ももたらした。福岡に残した移籍金は80万ユーロ(約1.3億円)とされ、2019年にはシント=トロイデンが700万ユーロ(約11.2億円)でボローニャに売却。ボローニャは1860万ユーロ(約29.8億円)でアーセナルに売却し、冨安は戦力面だけでなく、各クラブに財政的な成功ももたらした。

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