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驚きの活躍!? 冬の欧州移籍で大成功した日本人選手10人。サッカー日本代表常連から無名だった若手まで

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

MF:本田圭佑(ほんだ・けいすけ)

元サッカー日本代表MF本田圭佑
【写真:Getty Images】

生年月日:1986年6月13日
移籍先:名古屋グランパス→VVVフェンロ(オランダ)
移籍日:2008年1月16日
移籍金:なし

 本田圭佑は星陵高等学校を卒業した2005年、前年から特別強化指定選手として登録していた名古屋グランパスに加入してプロキャリアをスタートさせた。1年目からレギュラーに定着し、3年間経験を積んだあと、2008年1月にオランダのVVVフェンロに移籍した。

 本田は加入直後からレギュラーポジションをつかんだが、ヨーロッパ1年目は順風満帆とはいかなかった。チームは不振が続き、本田加入時に13位だったフェンロは大量失点によって順位を落とし、最終的に17位でシーズンを終え、2部降格となった。

 しかし、ここからフェンロは本田のチームへと変貌する。2008/09シーズンはオランダ2部リーグで16得点14アシストを記録し、クラブは1年で1部復帰を果たした。さらに、2度目のオランダ1部挑戦となった2009/10シーズン前半戦、18試合に出場して6得点7アシストを記録。その後、2010年1月にロシアのCSKAモスクワに移籍した。

 なお、フェンロは本田をフリーで獲得したため、移籍金は掛かっていない。CSKAモスクワ移籍時には625万ユーロ(約10億円)を受け取り、大きな利益を得た。

 キープ力や左足の強烈なキックを武器とする本田は、「使われる」よりも「使う側」の方が輝くタイプであり、オランダ2部を経て1部へとステップアップできたことは、ヨーロッパで名を広める上で理想的だったと言えるかもしれない。2008年1月のフェンロ加入が、本田のキャリアを形成する上で重要なポイントだったことは間違いないだろう。

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