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Jリーグ 2週間前

「サッカーができる幸せを…」ヴィッセル神戸、齊藤未月は539日ぶりのピッチに何を思ったか。「だからこそ今度は」【コラム】

シリーズ:コラム text by 藤江直人 photo by Getty Images

驚きだった神戸のスタメン。齊藤未月も苦笑

「いろいろな気持ちや思いといったものありましたけど、ピッチに立つ以上は結果を残さなければいけないと、個人的にはずっと思ってきた。チームを勝たせるプレーをしてこそピッチに立つ意味があり、価値もあるので、そういう意味ではまったく足りない試合だったと思っています」

 齊藤を含めた先発の顔ぶれが、サッカーファンに少なからず驚きを与えた。ホームのノエビアスタジアム神戸で湘南ベルマーレに快勝し、史上6チーム目のリーグ戦連覇を決めた昨シーズンの最終節で先発した11人のなかで、引き続き名を連ねているのは新キャプテンのDF山川哲史だけだった。

 かといって広島のFWジャーメイン良やMF田中聡のように、即戦力を期待される新加入選手がいるわけでもない。MF山口蛍やDF初瀬亮が移籍し、キャンプ終盤には怪我人も多く出た状況で、吉田孝行監督は昨シーズンの神戸の戦いにあまり絡んでいない選手たちを中心に先発メンバーを組んだ。

 そのなかに大怪我を負うまでは、中盤で存在感を放っていた齊藤自身も含まれている。いきなりフル出場したのは想定外だと苦笑しながら、彼は吉田監督の意図を受け止めたうえで完敗を振り返った。

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