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FUJIFILM SUPER CUPが8日に行われ、J1連覇中のヴィッセル神戸はサンフレッチェ広島と対戦した。試合は神戸が0-2で黒星を喫したものの、齊藤未月が今回のゲームで一昨年の大怪我から復帰。539日ぶりに公式戦のピッチに立った26歳は、アンカーとして気を吐いた。(取材・文:藤江直人)
前例のない大怪我から復活
数字が独り歩きしていきそうな雰囲気に、ヴィッセル神戸の齊藤未月はちょっぴり違和感を覚えていた。国立競技場のピッチに降り注いできた、敵味方の垣根を越えた拍手と歓声には魂を震わせたし、心のなかで感謝の思いを捧げ続けた。それでも齊藤は、自らが歩んでいく先に待つ光景をすでに見つめていた。
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国内サッカーのシーズン到来を告げる風物詩のFUJIFILM SUPER CUP。昨シーズンのリーグ優勝を最終節まで争ったサンフレッチェ広島と対峙した一戦で、齊藤は左膝に全治約1年と前例のない大怪我を負った2023年8月19日の柏レイソル戦以来、実に539日ぶりに公式戦のピッチに立った。
しかし、アンカーとして先発し、0-2の完敗を告げる主審の笛をピッチ上で聞いた試合後に、齊藤は「もちろんプレーできたのはすごくうれしい」と第一声を弾ませながら、こんな言葉を紡いでいる。