MF:マルコ・マリン(ドイツ)
【写真:Getty Images】
生年月日:1989年3月13日(35歳)
現所属:現役引退
09年夏にブレーメンに加入したマルコ・マリンは、後にレアル・マドリードやアーセナルで活躍する元ドイツ代表MFメスト・エジルとともに攻撃陣を牽引。「ドイツのメッシ」という異名を付けられるなど一躍注目を集めた。
しかし、12年夏のチェルシー移籍がキャリアの分岐点だった。プレミアリーグでは通算16試合で1得点1アシストとまったく活躍することができず、戦力と見なされなくなった後は、セビージャやフィオレンティーナ、アンデルレヒトなど各国へのレンタル移籍を繰り返した。結局、移籍先でも目立った活躍がなかったマリンは16年夏に安価でオリンピアコスに移籍。この時点で「消えた天才」と呼ばれることも珍しくなかった。
ギリシャの地で再びサッカーへの情熱を取り戻したマリンは、その後セルビアのツルヴェナ・ズヴェズダやサウジアラビアのアル・アハリなどで活躍。そして21年夏より1年間プレーしたハンガリーのフェレンツヴァーロシュにて33歳の若さで現役を引退した。
現在は古巣ツルヴェナ・ズヴェズダで選手の育成に関わるディレクターを務めている。