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今なにしてる? 忘れられた「〇〇のメッシ」10人。日本人選手も登場。かつて天才と呼ばれた男たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

MF:ライアン・ゴールド(スコットランド)

ライアン・ゴールド
【写真:Getty Images】

生年月日:1995年12月16日
現所属:バンクーバー・ホワイトキャップス(カナダ)
2024リーグ戦成績:34試合15ゴール16アシスト

 11/12シーズンのリーグ最終節に16歳の若さでダンディー・ユナイテッドのトップチームデビューを飾ったライアン・ゴールドは「スコットランドのメッシ」とも呼ばれ、若くして注目を集めた。

 その後ダンディーの主力に定着したゴールドは、14年夏にポルトガルの強豪スポルティングCPにステップアップを果たす。しかし、トップチームではほとんど活躍することができず、16/17シーズン以降は毎シーズンのようにレンタル移籍を繰り返すようになってしまった。

 各レンタル先でもパッとしない中で、転機となったのが19年夏のファレンセへの完全移籍だ。当時2部のチームに加入したゴールドは1年目にキャリアハイのリーグ戦9ゴールを決めて昇格に貢献すると、翌シーズンも1部で9ゴール7アシストと躍動した。

 このまま欧州で再び輝きを取り戻すと思われたが、ゴールドは21年夏にMLSのバンクーバー・ホワイトキャップスへの移籍を決断し欧州に別れを告げた。北米の地では加入から現在に至るまで、不動のレギュラーとして充実した時間を過ごしており、現在はキャプテンを務めている。

 現在の市場価値は自己最高額の700万ユーロ(約11.2億円)まで高騰。「スコットランドのメッシ」というプレッシャーから離れて、伸びのびとサッカーができていることが現在の活躍に繋がっていると言えるだろう。

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