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【写真:Getty Images】
遠藤を賞賛
新監督が就任したことでシーズン序盤は出番が限られていた、リバプールに所属するサッカー日本代表MF遠藤航。そんな日本代表の主将について、リバプール専門メディア『Liverpool Echo』は、かつてクラブに在籍したレジェンドに例えて称賛の言葉を送っていた。
アルネ・スロット監督の就任、そして同僚MFライアン・グラフェンベルフが著しい成長を遂げたことによって、今季ベンチからの出場が続いている遠藤。今冬移籍市場において移籍の可能性も噂されていた中で、CBでの起用なども含めて徐々に試合終盤からの出番で存在感を発揮しつつある。
同メディアは、「リバプールはネクスト・ミルナーを見つけたのかもしれない」と、かつてクラブに在籍しており現在はプレミアリーグのブライトンに所属するレジェンド選手に例えていた。同選手は、15年から23年までリバプールでプレー。公式戦332試合に出場して、複数のポジションをこなし、豊富な経験から途中交代での起用が増えてもチームに安定感を与えていた。
記事では、「遠藤は今季何度も役割が変わってきた。しかし、4つの大会で争っているチームの中において貴重な選手であることは不変である」と、交代出場が中心になりながらも安定したパフォーマンスを見せている遠藤の重要性について強調。さらに、「ミルナー同様に、遠藤は見事なプロ意識を見せてきた。消して文句を言うことなく、必要とされた時に良いパフォーマンスをする準備が整っている。次に必要とされるのは(FAカップ4回戦の)プリマス戦だろう」と、控えメンバーが中心になるカップ戦において出番がやってくることを予想していた。
遠藤がミルナーに例えられたのは今回が初めてではない。英メディア『Empire of the Kop』も過去に、「ミルナーがクラブを去ったとき、困難な時に助けてくれる多才で経験豊富な選手の穴がチームに空いたように感じられた。スロットにとって、このポジションが元シュトゥットガルトのキャプテンに落ち着いたことは非常に幸運だった」と、ベンチから途中出場してチームに安定を与えた遠藤を賞賛していた。
選手層が厚いクラブの中で主力として先発で活躍するというわけにはいかないが、途中出場から求められた役割をこなす遠藤の姿は現地のメディアの中でも高く評価されているようだ。
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