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【写真:Getty Images】
古橋亨梧の退団の影響
スコットランド・スコティッシュカップ5回戦、セルティック対レイス・ローヴァーズの試合が現地時間8日に行われた。試合は、セルティックが5-0で勝利している。直近3試合で合計14ゴールを奪う好調のセルティックに、英メディア『BBC』が注目していた。
サッカー日本代表FW古橋亨梧がフランス・リーグアンのレンヌに移籍し、今冬の移籍市場では新たなストライカーを獲得しなかったセルティック。現地メディアの中には、ここ数年チームを支えてきたエースストライカーの離脱の影響が大きく及び、チームは得点力不足に悩むのではないかと指摘する声もあった。
しかし、蓋を開けてみるとセルティックは直近3試合で合計14ゴールを奪う好調ぶりを見せている。特に、サッカー日本代表FW前田大然はレイス・ローヴァーズとの試合でハットトリックを記録。直近3試合で6ゴールを奪う活躍ぶりだ。
同メディアは、「古橋の退団にも関わらずセルティックは実際に強くなったのか」と題して、「サポーターの中にはストライカーの代わりを獲得しなかったことで、チャンスを逃したと考える人たちもいる。彼らは、(クラブの)ビジョン、戦略、野心の失敗だと見ているようだ。しかし、監督も断固として主張する選手獲得の失敗は今後解決されるだろう」と述べた上で、現状のセルティックについて次のように言及していた。
「(今冬の移籍市場で加入した)ジョッタはキョーゴほどゴールを決めることはできないかもしれないが、他の選手にゴールを演出するだろう。すでに移籍後短い出場の中で、サイドからの質の高いパスなどこれまでセルティックにかけていた部分に貢献している」
また、好調の前田を含むセルティックの前線についても言及しており、「監督は国内で最も優れた3人のウィンガーをローテーションで起用できるという点で恐るべき武器を持っている。キョーゴが不在の今、前回の移籍期間に獲得したアダム・イダに対して『君が前線の主力選手だと証明してみろ』と監督は語りかけることもできるだろう。確かにキョーゴは去ったが、本当にセルティックは1月の初めよりも弱くなったのだろうか」と、新選手の加入と既存の戦力が豊富な状況の中で、セルティックの戦力は古橋が退団しても大きくは落ちていないと強調していた。
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