MF：マルコ・ベナッシ（元イタリア代表）
【写真：Getty Images】
生年月日：1994年9月8日（30歳）
前所属クラブ：フィオレンティーナ
今季リーグ成績：なし
イタリア代表招集経験をもつプレーヤーが、フリーで獲得できる状況となっている。実績などを考えると、Jクラブが目を付けていても不思議ではない。
マルコ・ベナッシは、モデナとインテルの下部組織で技術を磨き、2012年にインテルのトップチーム昇格を果たした。翌2013年にリーグ戦デビューした同選手だったが、イタリア屈指の名門クラブでは層が厚く、2013/14シーズンにはリヴォルノに期限付き移籍を経験した。
2014年にトリノに完全移籍することを選び、ここで公式戦98試合に出場し12ゴール9アシストという活躍を残すと、2017年にはフィオレンティーナに移籍金1200万ユーロ（約19億円）で引き抜かれている。
ヴィオラ（フィオレンティーナの愛称）では、加入1年目からコンスタントに出場機会を得て公式戦通算106試合に出場。ボランチを中心に、攻守両面で中盤の広いエリアをカバーし勝利に貢献してきた。
ただ、近年は控えやベンチ外の試合が増加。エラス・ヴェローナ、エンポリ、クレモネーゼと期限付き移籍を繰り返していた。そして2023年夏にフィオレンティーナとの契約が満了となり、チームを離れている。
その後、現在まで約1年半のあいだ無所属の状況が続いており、この冬もいまのところ新天地決定の発表は無い。セリエAで長く活躍したベナッシは、まだ30歳。一線を退くには早すぎるだろう。
