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シェフィールド・Wの指揮官が初瀬亮に期待を寄せる

　ヴィッセル神戸の初瀬亮が、正式にチャンピオンシップ（イングランド2部）のシェフィールド・ウェンズデイに移籍することが決定した。シェフィールド・Wのダニー・ロール監督が、初瀬の加入について言及している。イギリスメディア『BBC』が、現地時間6日に報じている。

　27歳の初瀬は、ガンバ大阪ユース出身で2016年にトップチームに昇格。2019年からはヴィッセル神戸に活躍の場を移した。2023年シーズンは、左サイドバックのレギュラーとしてフル稼働し、J1制覇に貢献。2024年シーズンも主力として活躍し、J1リーグと天皇杯の2冠を経験した。

　そんな両足から繰り出す高精度のパスやクロスが持ち味のSBは、2025年シーズンを戦うヴィッセル神戸のトップチームのメンバーには含まれておらず、海外挑戦が決定的となっていた中、正式にシェフィールド・Wへの移籍が決まった。

　ダニー・ロール監督は、『BBCラジオ・シェフィールド』で「彼がここに来たいという情熱に私は魅了された。最初の話し合いの段階で、彼はシェフィールド・ウェンズデイの選手になりたいと話してくれた。私とは事前に話をしていなかったが、『ここに来てあなたのためにプレーするのが夢です』とも言っていた」と明かし、「彼を連れてきたのは、我々にとっていい選択だ」と期待を寄せた。

　シェフィールド・Wは、30試合を終えて11勝9分け10敗の勝ち点「42」で10位につけている。昇格プレーオフ出場圏内となる6位ウェストブロミッジ・アルビオンとは勝ち点2ポイント差で、まだまだ昇格の可能性も残されている。初瀬が初の海外クラブでどのようなプレーを見せるか注目だ。