MF:家坂葉光(いえさか・ようこう)
生年月日:2002年9月26日
所属クラブ:ファジアーノ岡山
出身大学:中央大学
家坂葉光は、小学校4年生のときに東京ヴェルディのジュニアの一員となりユースまで同クラブで過ごした。その後、中央大学に進学し、2024年7月にファジアーノ岡山加入内定が発表された。
2024年の全日本大学選抜にも選ばれた家坂は、ヴェルディ仕込みの技術に加えて、豊富な運動量を武器とする左サイドのプレーヤーで、攻守両面でのハードワークが持ち味だ。
J1初挑戦となる岡山は、新戦力の江坂任を中心に攻撃を組み立てることが予想されるが、木山隆之監督はサイドの選手にも組み立ての役割を求める傾向がある。縦への突破だけでなく、中へカットインして視野を広く持つこともできる家坂は、貴重なオプションとなり得るだろう。
家坂は、大学2年時に中央大学サッカー部の公式noteで、1年時に試合に出場できなかった当時の葛藤を綴っている。
「長く所属したヴェルディだったら何も言わずとも分かり合えていたのに…何故そのパスコースにいないのか、何故ここにパスをくれないのか…イライラしてばかりだった」
こう振り返りながらも、周囲との連係を深める努力を重ねたことで出場機会を増やし、「サッカーで何か目的を達成しようとしたら一人では絶対に無理である、という当たり前のことを大学に来て改めて気づかされました」と振り返っていた。
岡山では、流通経済大学から加入するMF藤井海和も各世代別の日本代表候補を経験してきた選手として注目を集めており、大学でチームプレーの重要性を学び成長した家坂とともに、1年目からの大卒コンビの活躍に期待したい。