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カネを使いまくったのは? 24/25シーズン、移籍金総支出ランキング1〜10位。トップは意外なクラブ?

シリーズ:“爆買い”移籍金支出ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

4位:マンチェスター・シティ(イングランド)

マンチェスター・シティ

【写真:Getty Images】

総支出額:2億4300万ユーロ(約388億円)
移籍金最高額:オマル・マルムシュ(7500万ユーロ/約120億円)

「夏にクラブは大型補強を検討したが、私は『獲得する必要はない』と言った」。

 今シーズンのマンチェスター・シティの低迷の理由は、上記のペップ・グアルディオラ監督のコメントに集約されていると言って良い。彼らは毎年、少数精鋭のスカッドで戦っている。その中で昨夏は、ほぼ全選手が国際大会に出場していながら、獲得したのはベテランのイルカイ・ギュンドアンとトップリーグでの実績が浅い20歳のサビーニョだけだった。

 ほぼ全選手のコンディションが悪かった上に、9月にロドリが膝の前十字靭帯断裂の大怪我を負うとチームは完全に失速。プレミアリーグはポゼッションサッカーへの対策として、プレスやトランジションでの脅威など非保持の戦術が発展しており、走れないマンチェスター・シティは相手に圧倒され続けた。

 UEFAチャンピオンズリーグ(CL)のリーグフェーズでもプレーオフ圏内ギリギリの22位フィニッシュと大苦戦をする中で、冬の移籍市場では大型補強を敢行。RCランスからウズベキスタン代表DFアブドゥコディル・フサノフ、フランクフルトからエジプト代表FWオマル・マルムシュ、ポルトからスペイン代表MFニコ・ゴンザレスら計5人(ジュマ・バーはローン移籍で放出)を獲得した。

 夏の移籍市場では2000万ユーロ(約32億円)しか投じていなかったが、冬には全クラブで最多となる2億2300万ユーロ(約356億円)を使った。ベテラン勢のパフォーマンス低下が見られる中で、平均年齢21歳の若手中心となった補強戦略はハマるのだろうか。今後の戦いに注目したい。

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