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主要リーグの冬のマーケットが閉まった。今シーズンも多くの選手が活躍の場を求めて新天地を目指したが、その中には巨額な移籍金でサッカー界の話題を集めた「ビッグディール」も。夏と冬をあわせて、今シーズン最も多くの資金を投じたクラブはどこだろうか。今回は移籍市場における各クラブの総支出額をランキング形式で紹介する。(移籍金は『transfermarkt』を参照)
10位:アル・ナスル(サウジアラビア)
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【写真:Getty Images】
総支出額:1億7535万ユーロ(約280億円)
移籍金最高額:ジョン・デュラン(7700万ユーロ/約123億円)
アル・ナスルは2023/24シーズンにサディオ・マネやアイメリク・ラポルテら実力と知名度を兼ね備えるスターたちを多く獲得したことで話題となった。底なしの資金力を武器に、彼らは今季も大型補強を敢行している。
夏の移籍市場ではライプツィヒからフランス人DFモハメド・シマカン(3500万ユーロ/約56億円)、アトレチコ・パラナエンセからブラジル代表GKベト(1800万ユーロ/約28.8億円)らを獲得。前シーズンまでのネームバリューを意識した補強戦略から10代を含む若い選手へとターゲットをシフトさせ、今季は最年長が25歳のベトだった。
毎度の移籍市場で存在感を放つ彼らが最も大きな額で獲得したのが、アストン・ヴィラでブレイクしていたコロンビア代表FWジョン・デュランである。この21歳のストライカーは、退場したニューカッスル戦を除いて、今季先発した全試合でゴールを決めていた。
コロンビアの未来を担うタレントを、アル・ナスルは冬の移籍市場閉幕間際にクラブ史上最高額となる7700万ユーロ(約123億円)で獲得。最大9000万ユーロ(約144億円)に上昇するビッグディールを成立させた。
他にもブライトンに所属する日本代表FW三笘薫の獲得にも乗り出すなど、アル・ナスルの積極補強はとどまる所を知らない。今夏以降も彼らが移籍市場を賑わす存在になるだろう。