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2025シーズンの明治安田J1リーグの開幕が間近に迫っている。各クラブはこのオフに積極的な補強を行い、スカッドの強化を図った。では、最も充実した冬を過ごしたのはどこだったのか。今回は、今オフの選手補強で人員整理に成功したクラブをランキング形式で紹介する。(文:Nobuya Akazawa|J1全部見るマン)
ヴィッセル神戸
今冬の補強評価ランキング:15位
リーグ連覇を果たし、天皇杯も制して国内2冠に輝いたヴィッセル神戸だったが、オフに派手な動きはなく、戦力維持を図ろうとした移籍期間と言えるのではないだろうか。戦力アップとは言えないが、着実に移籍した選手の穴を埋めることとなったので、この順位に落ち着いている。
昨季の終盤戦を怪我で離脱したキャプテン山口蛍の移籍は、戦力ダウンと捉えられるかもしれない。中盤に新戦力はいないが、昨年8月に左膝の大怪我を負い、1年半近くをリハビリに費やしてきた齊藤未月は山口が着けていた背番号5を引き継いで復活を期す。
最終ラインでは左サイドバックの初瀬亮の海外移籍が近づいているとされ、昨季のリーグ戦先発が4試合に留まった菊池流帆が抜けた。それでも、小池裕太と本山遥、カエターノを獲得し、選手層を確保することはできている。
ファジアーノ岡山から加入した本山は神戸の育成組織出身で、昨季はセンターバックとして11試合、右ウイングバックとして6試合に先発している。ユーティリティー性に溢れ、ビルドアップからチャンスメイクまでそつなくこなし、守備強度の高い岡山では走力の高さも見せていた。
コリンチャンスから加入したカエターノは左利きで、センターバックとサイドバックでプレーできる。攻撃に特徴のある小池は左サイドバックで、この2人と本多勇喜が左サイドバックを争うことになりそうだ。
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