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Jリーグ 1日前

超レベルアップ!? Jリーグ、期限付き移籍から復帰した大注目の10人。成長度を3段階評価、2025年注目必至の新戦力

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

FW:中島元彦(なかじま・もとひこ)

中島元彦

【写真:Getty Images】

2025所属クラブ:セレッソ大阪
2024期限付き移籍先:ベガルタ仙台
2024リーグ戦成績:38試合13得点5アシスト
期限付き移籍先での成長度:B

 セレッソ大阪の下部組織出身者である中島元彦は、2016年5月に2種登録選手として登録されると、C大阪U-23の一員としてJ3リーグを経験。2016シーズンは3試合の出場にとどまったものの、2017シーズンは10試合、2018シーズンは31試合と着実に出場機会を増やしていった。

 2018シーズンには晴れてトップチーム昇格を果たしたが、同シーズン、そして2019シーズンの中島の主戦場はこれまでと変わらずJ3だった。より高いレベルでの出場機会を求めた中島は、2020年7月にJ2のアルビレックス新潟へと育成型期限付き移籍している。

 新潟ではリーグ戦35試合で5得点3アシストをマークし、ボランチやウイングの位置でゴールを生み出すための幅広いタスクを担った。ただ、2021シーズンにはC大阪へと復帰するも、リーグ戦の出場機会は限定的。12試合でピッチに立ったものの、レギュラーの座をつかみ取ることはできなかった。

 中島が新潟時代のように主力を張るようになったのは、2022シーズンに育成型期限付き移籍で加入したベガルタ仙台だった。途中加入だったが、即ボランチのレギュラーに定着した中島はリーグ戦33試合で4得点7アシストをマーク。2023シーズンは仙台がまさかのJ2残留争いに巻き込まれるなかでも32試合で6得点5アシストを記録し、16位で何とかJ3降格を回避したチームを救った。

 そして、2024シーズンはセカンドトップとして新境地を拓き、個人成績は38試合13得点5アシストまで上昇。J1昇格プレーオフ決勝まで進んだチームの中心であり続けた。

 仙台で充実した3シーズンを過ごした中島は、2025シーズンに満を持してC大阪に2度目の復帰を果たす。ストライカーからボランチまでこなせる25歳のマルチローラーは、“杜の都”で手にした経験と自信を古巣に還元する準備を整えている。

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